車高調の各メーカー

さて、どういった車高調がいいのか、これまでの話で大体わかったと思います。「シャコタンに乗りたいけど車検が」と見出しにつけてありますが、やはり、ちゃんと機能するものを選びたいですね。
国内有数チューニングメーカーである「HKS」の製品はもちろんお勧めです。単筒式車高調だけを製造する本格派メーカーでもあります。車高調以外にもいろいろなパーツを製造、販売していますが、本格的なレーシング仕様のものも多いため、性能面ではかなり高い評価となっています。一般車向けの低価格帯の車高調もラインアップしています。
幅広く車高調を取り扱うのはアフターパーツメーカー「TEIN」で、単筒式と複筒式の両方を製造しています。特にTEINは、足回り系のパーツを専門に製造、販売しています。サスペンションに関するノウハウを多く持つ国内メーカーで、コストパフォーマンスに優れます。街乗り用からサーキット用までラインアップし、適合車種もかなり多くなっています。
「RS-R」は、街乗り重視の車高調を多く取り扱っています。足回り製品以外にも、スポーツマフラー、タワーバーなどのオリジナル製品を揃えています。また、車高調だけでない、スプリングだけを交換して車高を下げる「ダウンサス」というスプリングも多く販売しています。手軽に車高を下げるならお勧めのメーカーです。
このあたりが主要メーカーですが、実際に車高調を用いたローダウンには費用がどのくらいかかるのかも気になります。車高調は、当然ですが、ダウンサスより高めの価格設定で、ドレスアップ目的のキットでも最低5万円台、本格的なレーシング仕様だと20万円以上のものも少なくありません。工賃を含めて最低10万円はかかると思った方が良さそうです。